平成 24年 9月 1日発行     更生保護法人 千葉県帰性会 会報「ふくでん」      第 7 号

千葉県帰性会だより 平成24年9月1日
ふくでん 題字
題字:会長 橋本照稔 更生保護法人千葉県帰性会
千葉県千葉市若葉区貝塚町27番地 Tel043-231-1610 Fax043-231-1621
 再犯防止という課題
千葉保護観察所 所長千葉保護観察所 所長
 青 木 信 人


 犯罪白書によれば、刑法犯の認知件数は、平成14年をピークに減少傾向にあるものの、一般刑法犯検挙人員に占める再犯者の比率は、平成9年から一貫して増加し、平成22年には42.7%にまで達しています。
 そのため、刑務所出所者等の再犯防止が大きな課題となり、法務省では、再犯防止対策推進会議を設け、平成22年8月に「再犯防止施策の今後の展開〜就労・福祉による社会復帰を中心として〜」(中間取りまとめ)を発表しております。
 同まとめで提案されたことの主な点として、刑務所出所者等に対する就労支援と帰住先の確保の問題があります。
 刑務所に再入所した者のうち無職者が七割を超えること、無職の保護観察対象者の再犯率が、有職者の約五倍であることなどから、就労支援の重要性が再認識されました。
 また、平成16年以降刑務所出所者に占める満期釈放者の割合が年々増加するとともに、そのうち4割を超える者が帰住先の見つからないまま満期釈放となっていることや、前回出所時に適当な帰住先がなかった者の半数以上が短期間で再犯に及んでいることなどが明らかになっております。
 こうしたことへの具体的な対応策として、緊急的住居確保・自立支援対策が講じられるようになり、昨年度からは、ホームレス支援等を行っているNPO法人等に対して、自立準備ホームとしての委託が実施されるようになるとともに、本年度からは、更生保護施設において「自立困難者」の受入れがなされた場合に、委託事務費の加算が行われるようになりました。
 犯罪に陥った者の再犯を防止し、その更生を支援することは、犯罪のない社会を築いていく最も確実な方策の一つと言えます。今後とも皆様方の御理解・御協力をお願い申し上げます。
 自立困難な出所者等の受入拡大に期待して
統括保護観察官統括保護観察官
 北 川 正 博


 犯罪白書等によれば、平成16年以降、刑務所出所者に占める満期釈放者の割合が年々増加し、平成21年には出所者全体の5割を超えて、そのうちの約4割を超える者(6千715人)が、適当な帰住先がないなど帰るべき住居を持たない者が増えています。
 また、この間に刑務所に再入所した者を見ると、前回出所時に適当な帰住先(親、配偶者、親族の許など)がなかった者のうち、約6割弱が1年未満に再犯に及んでいる実態から、適当な帰住先のない出所者が短期間で再犯に至る傾向が顕著となっています。
 このような状況の中、刑務所出所者等の再犯防止が政府全体の重要な課題に取り上げられ、法務省内にも出所者等の効果的な社会復帰支援施策を検討するプロジェクトチームが設置されるなど新規施策を含めた総合的な対策が提案される運びとなりました。平成18年度から厚生労働省と連携した刑務所出所者等に対する総合的就労支援策をスタートに、同21年度からは高齢・障害等により自立困難な出所者等を円滑な形で地域の福祉サービスに結びつけて社会復帰を支援する地域生活定着支援事業が全国的に進められ、昨年度には、行き場のない出所者等の受入先を更に確保する必要から緊急的住居確保・自立支援対策として自立準備ホーム(現在県内には、3法人5施設を登録)が導入されています。
 そして本年度には、薬物事犯、粗暴・凶悪犯、性犯、放火犯、暴力団、長期刑など処遇困難で、これまで更生保護施設での受入れが進まなかった者達を「自立困難」な対象とし、委託費に一定額を加算する形で当該ケースの受入れに積極的に取り組んでいただこうと委託費予算の組替えが行われました。もとよりこれら自立困難者は、集団生活に馴染みにくい(規則違反)面や早期自立の道筋が立たず保護が長引くことへの懸念、地域事情を考慮しなければならないなど様々なマイナス要因から受入れが消極的にならざるを得なかった実情等があるので、単に予算措置のみで受入れが飛躍的に進むとは思えませんが、上述したように行き場のない出所者等に社会の中で『居場所』を与えることが、再犯防止を図る上で不可欠であることを鑑みると更生保護施設での受入れが一人でも多く増えることが期待されるところです。
 今こそ犯罪者の処遇施設として、更生保護施設の底力を見せる時がやってきていると思います。皆様方の御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
 更生保護法人「千葉県帰性会」会長就任にあたり
千葉県帰性会 会長千葉県帰性会 会長
 橋 本 照 稔


 このたび「千葉県帰性会」理事長を一身上の都合により辞任いたしましたところ、改めて新設の「会長」職にご推挙いただき、恐縮いたします。前職時代に頂いた各位のご芳情に改めて感謝と御礼を申し上げます。
 昭和30年代より財団法人「千葉県帰性会」の役員として会の運営に係わり、特に石井武一会長時代に始まった帰性会の新築には副会長として募金、設計、仕様など、又、旧家屋の「仏間。礼拝施設」の新館への存置、更には所在地の無償借用契約などなど、今も新鮮に脳裏に浮かびます。
 今や「帰性会」は「更生保護法人」に改まり、時代と共に改正される国の更生保護施策に対応すべく、千葉県唯一の保護会の役割は増々重要度を増しております。
 兒玉新理事長のもと、輝かしき実績を誇る帰性会の愈々の発展を念願いたします。
帰性会 施設外観
         
ふくでん』とは帰性会が過去「千葉福田院」と称したことに因み、名づけたものである。
福田」とは佛教語で「善い行いの種子を蒔いて、福徳の収穫を得る田畑」との意味である。
 題字を書いて戴いた成田山新勝寺貫首であり帰性会会長でもある橋本照稔氏に、この広報誌を「ふくでん」と名付けていただきました。
千葉県帰性会 国道側から見た施設
 顧問就任について
千葉県帰性会 顧問千葉県帰性会 顧問
 齊 藤 雅 次


 皆さまから、多年にわたって暖かいご指導、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。(県保連・助成協会時代)衷心より厚く御礼申しあげます。この度、はからずも、更生保護法人・千葉県帰性会の顧問を拝命いたしましたので、皆様のご指導、ご支援をいただきたく、お願い申しあげます。
大正3年「千葉県帰性会」として再発足以来現在に至って家庭の愛≠失った人たちの更生、社会復帰にと日夜、暖かい慈悲の指導に情熱を傾けられている職員、役員の方々、更に心強い就労支援事業者、保護司、更生保護女性会、BBS、民間の善意による一般賛助会員の、ご支援、ご協力をいただきありがたく、心から感謝申し上げます人は人との出会いで変わる≠アとを確信し、皆さまとの素晴らしい出会い、心の触れあいのご協力をいただき、一日も早く、立派に社会復帰されますことを期待し、安心して住みよい、明るい社会が生まれますことを祈念してご挨拶といたします。
 ご挨拶
千葉県帰性会 理事長千葉県帰性会 理事長
 兒 玉 重 夫


 日頃更生保護法人千葉県帰性会の運営に御支援を頂き誠に有難く思います。今般当帰性会理事会に於いて橋本理事長ご退任を受け千葉県帰性会理事長の席を賜りました。何卒よろしくお願い申し上げます。
 帰性会はその名の示すところ「人はたとえ過ちを犯したとしても必ず立ち直れる」と信じその願いが込められております。施設の運営に当っては、千葉保護観察所、千葉県助成協会管内保護司会、近隣自治会皆様のご理解を頂き心から感謝申し上げる次第であります。更生保護事業法の委託による被保護者の自立更生のため施設長以下職員七名、夜勤交替の勤務を含め運営に当っております。現今社会の動向により高齢者等の特別処遇対称者の受入れにも心を配っております。保護者の自立更生のためには就労活動居住環境の改善意欲の向上を図ることが大事であります。幸い地元ご町内皆様のご理解、賛助会員各位皆様のご支援更には、就労協力雇用主支援団体の方々のご後援に対し、衷心より感謝御礼申し上げる次第であります。
広報紙「ふくでん」もお蔭様で発行を重ねることが出来、皆様との交流に役立つことを願い、今後とも関係者各位皆様のご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
 更生保護施設に勤務して
千葉県帰性会 補導主任千葉県帰性会 補導主任
 齋 藤 力


 定年退職後、私は若葉地区の保護司として活動しておりましたが、勝目補導主任のお誘いで平成19年12月1日より非常勤として帰性会に勤務する事となりました。その後、萱原施設長より「職員として働いたらどうか」とのお話がありました。その勤務は同じ12月1日からとのこと。偶然か何かの縁か分かりませんが、気持ち良く引き受けさせていただく事にしました。
 現在は、施設長以下諸先輩方にご指導をいただきながら、更生保護施設の業務に励む毎日です。また、入会者との接し方についても勉強する事が多く、自立更生援助の難しさを痛感しています。
 まだ仕事に不慣れなため、当会にご協力いただいております関係者の皆様方にもご迷惑をおかけすることが多々あると思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 ● ご賛助に感謝いたします

昨年に引き続く多くの方に御賛助いただき誠に感謝申し上げます。
【 平成23年度会費納入者 】
賛助会員
(順不同、敬称省略)
個 人
岡上宏
田中瑠玄
戸上牧子
安藤真謙
五井野照秀
佐野潤一郎
阿地敏子
緒方隆幸
北村和英
山崎正信
石川孝教
鈴木房子
関晴子
竹内菊江
岸田照泰
大森道貫
鈴木照彦
角田奨
岡野義広
藤代喜道
花島田鶴子
平野明
向谷匡吏
佐々木菊江
石井本子
石井尭慧
白鳥照誉
岡野康男
工藤照淳
押尾文雄
新井貞男
樋口利治
内山松江
天笠榮三
中井昌子
白鳥忠
伊藤弥生
橋本照稔
小島和子
小畑哲夫
市原優
金子隆昭
野上佳成
保田研精
伴春男
菊地紀生
 「超林寺」
佐藤誠泉

花島田鶴子
君塚淳
加藤義昭
廣田照滋
島根康堂
木田信秀
川嶋義一
山本晃子
武山忠孝
田中茂章
細谷秀夫
佐藤弘子
齊藤實
宇賀神好美
川名清司
山ア照義
深山俊男
橋紀男
関義央
二宮正治
山崎トミエ
旭照愿
野慈泉
 「龍正院」
その他 匿名の方々
団 体
京葉事務器(株)
野田地区保護司会
宗教法人最上寺
臨済宗妙心寺派大龍寺
(社)千葉県自動車整備振興会
成田八街地区保護司会成田支部
円勝寺
常蓮寺
印西地区保護司会
成田山深川不動堂
秀覚寺
佐倉地区保護司会酒々井町分会
はるのや
(株)ホンダカーズ東総
(株)ホンダクリオ総武
(株)ホンダカーズ東葛
(株)ホンダプリモ東葉
(有)尾出商店
千葉エコーライオンズクラブ
八街BBS会
(有)黒川商店
(株)ホンダカーズ西千葉
(株)ベルエポック
花みずきの会
(有)小川建築板金
超林寺
成田山八街分院不動院
八街地区更生保護女性会
(株)崑崙印刷
唱題寺
善雄寺
(株)損保ジャパン
宗教法人宗胤寺
(有)中央自動車工業
延命寺(富津市)
千葉県自動車販売店協会
千葉県軽自動車協会
千葉市仏教会
證明寺
延命寺(千葉市)
成田八街地区保護司会八街支部
自性院
光明寺
(株)ホンダプリモ木更津
(株)ホンダカーズ柏
(株)ホンダカーズ松戸
(株)ホンダプリモ栗山
(株)ホンダプリモ小見川
宝樹院
ラウンジ・ミント
冨田電気工業(株)
(株)マツザキアグリビジネス
(財)アジア刑政財団千葉支部
(株)ホンダカーズ千葉東・東金店
大願寺
(株)ホンダカーズ千葉
(社)日本自動車連盟千葉支部
早野商事
佐倉地区保護司会四街道市分会
宗教法人栄福寺
(株)昭和広告社
斎藤石材
あいおい損保(株)千葉本部

その他 匿名の方々
 ● 寄付・奉仕に感謝いたします
【 平成23年度分 】23.4.1 〜 24.3.31
寄 付 者(順不同、敬称省略)
個 人
加瀬光子
安井洋一
小宮登美子
長谷川照善
安井兼光
伊藤孝子
伊東光江
石橋毅
橋みつゑ
遠藤正一
坂宮敬三
土佐忠男
寺田み江
萱原朗
小畑哲夫
川島猛
花島田鶴子
石井本子
関晴子
西川照幸
橋本照稔
青柳喜一郎
田中成章
本澤俊雄
平野俊夫
山本幸公
佐藤光久
加藤義昭
君塚淳
川口みき
村松義好
宮森利枝
長岡章
坪井初枝
兒玉重夫
松ア征一郎
高橋正孝
喜多村幸子
その他 匿名の方々
団 体
千葉県流通商防犯協力会
野田地区更生保護女性会
中央地区更生保護女性会
(更)千葉県更生保護助成協会
市原地区更生保護女性会 有秋支部
八街少年院
茂原市更生保護女性会
若葉地区保護司会
更生保護法人自誠会
銚子地区更生保護女性会
習志野市更生保護女性会
千葉県更生保護女性会連盟
千葉市更生保護女性会連絡協議会
市原地区更生保護女性会 南総支部
市原地区更生保護女性会 市津支部
市原地区更生保護女性会 姉崎支部
市原地区更生保護女性会 市原支部
市原地区更生保護女性会 辰巳支部
絵手紙サークル「ほほえみ」
八千代地区更生保護女性会
安房地区更生保護女性会
成田市更生保護女性会
日本更生保護協会
千葉県BBS連盟
貝塚第一町内会
稲毛地区保護司会
豊和建設
叶シ船企業
褐N塚鉄筋
緑地区更生保護女性会
稲毛地区更生保護女性会
市原地区更生保護女性会 三和支部
市原地区更生保護女性会 加茂支部
四街道市更生保護女性会
松戸地区更生保護女性会
市原地区更生保護女性会 五井支部
習志野八千代地区保護司会 八千代支部
千葉市保護司会連絡協議会
NPO法人にこにこ稲毛
 京葉カントリー倶楽部
  フェローシップ・エチケット委員会
若葉地区更生保護女性会
睦沢町更生保護女性会
東葛飾地区更生保護女性会緑地区保護司会
富里地区BBS会
糾ロ善建設
中央地区保護司会
富里市更生保護女性会
花みずきの会
京葉事務機
且O井物産
市川地区更生保護女性会
君津地区更生保護女性会
長生地区更生保護女性会
佐倉市社明実施委員会
一宮町更生保護女性会
全国更生保護法人連盟
活齔S
花見川地区保護司会
長南町更生保護女性会
香取地区更生保護女性会
夷隅地区更生保護女性会
長柄地区更生保護女性会
市原地区更生保護女性会 ちはら台支部
千葉家庭裁判所「少年友の会」
白子地区更生保護女性会
蒲Y興業
千葉県共同募金会
ふるさと
更生保護事業振興財団
多古町更生保護女性会
グループホーム宮田
美 寿司
君津地区保護司会 木更津支部
船橋市更生保護女性会
銚子水産共同購入協同組合
福井福田会
佐賀県更生保護協会
香取地区保護司会
千葉刑務所
習志野八千代地区保護司会 習志野支部
その他 匿名の方々
寄付金をはじめ、作業着などの衣類・米や野菜などの食品、テレホンカード・カレンダーなどの生活用品、その他さまざまな品々を寄付して頂きました。帰性会での生活・自立に役立ててまいります。また、清掃・草木の手入れ等のご奉仕を頂き、気持ちの良い生活をさせて頂いています。
寄付の品々 ご奉仕頂きました
  娯楽室や応接室のテレビ
  おかげさまで地デジ化にも
  困らずにすみました
きれいにして頂き
ありがとうございます
寄付の品々 寄付の品々
 ピンク色の自転車です
 みんなの足として活躍しています
テレホンカードやクオカードも
嬉しいです
多くの皆様の御寄付・奉仕に感謝申し上げます。
  高額寄付者に対する感謝状贈呈
  平成23年度(順不同、敬称省略)
法務大臣の感謝状 委員長の感謝状
  (関東地方更生保護委員会)
千 葉 市 千葉県流通商防犯協力会
千 葉 市 NPO法人 にこにこ 稲毛
 京葉カントリー倶楽部
 フェローシップ・エチケット委員会
銚 子 市 木 伸夫
銚 子 市 銚子市水産物共同購入協同組合
千葉市 長谷川 照善
千葉市 (株) 西船企業
銚子市 安井 洋一

グラフでみる収容状況
グラフ(1日平均人員) グラフ(入会人員)
平成23年度は、1年間で128名、1日平均人員20名を保護することができました。勧告退所や事故退所はなかったものの、退所時の就業状況では、無職・不詳が全体の42%と、依然として厳しい現状にあります。今後も 1人でも多くの人の自立更生を支援し、明るい犯罪のない社会作りに貢献したいと思っています。
グラフ(年度別 退所理由)
平成23年度
グラフ(退所理由) グラフ(保護期間)
グラフ(退所時の職業) グラフ(退所先)

  ● 更生保護財団 助成金を頂き建物を補修
 2件の工事を実施できました。1つは大地震による壁面等の補修、そしてもう1つは老朽化による照明器具の更新工事でした。  すっかり壁も照明器具も新しく生まれ変わりました。30年以上経った建物ですが、大切にしたいと思っています。更生保護財団の助成金に深く感謝申し上げます。
外壁の亀裂 和室の照明器具 廊下の非常灯(工事前)

廊下の非常灯(工事後)
外壁の亀裂
建物内外のあちらこちらに大きな亀裂や壁面の落下がありました
和室の照明器具
部屋が明るくなりました
廊下の非常灯
割れたカバーにはセロテープを貼って・・・。すっきりきれいな非常灯に変わりました

● 皆様の後押しに感謝します
 行動に移すことだけ  Y・T(42歳)
 自分は刑務所を仮出所してこの施設に来ました。なかなか仕事が見つからず、始めの一ヶ月位はだらだらと過ごしていました。そんな時、施設長が「免許を取れ。仕事を探すのにも、今は免許を持っていた方がよい」と言ってくれました。以前持っていた免許は取り消し処分を受けており、自分でも免許を取り直したいと思ってはいたのですが、手続きが面倒だしお金もかかるとためらっていました。そういう自分に施設長は免許の取り直しの手続きや試験の事など説明してくれ一生懸命後押しをしてくれました。
 教習所に入った当初は予約を取ったり講習を受けたり面倒に感じました。講習が終わると試験センターで仮免の筆記試験。次の実技試験は二度目になんとか合格でき、その後の筆記試験と路上実技試験にもどうにか合格することができました。その後取得時講習というのを受けてやっと免許証を手にすることができました。
 最初はすごく面倒だと思い、自分のためだということが分ってはいてもなかなか前に出ることができないでいました。いろいろ後押しをして貰ったり、助けて貰ったりと、自分が免許を取ることができたのは施設長や職員さん達のおかげだと思っています。そして今思うのは、いろいろなこともその気さえあれば難しくない、行動に移すことだけなんだと思いました。

  役員の素顔
役員の素顔
千葉県帰性会
 監事
 村上 佼正 先生
 インターネットで検索していると、指揮をする先生の写真を発見しました。
 指揮をされることは聞いてはいましたが、写真を拝見したのは初めてです。いつもとは違った雰囲気があります。
 保護司であり、ご住職であり、社長であり、会長など本当に多忙な先生です。歌も大変お上手です。村上佼正先生をご紹介いたします。       
(文 萱原) 
 日蓮宗長善寺住職。高校・大学共に男声合唱団の指揮をつとめた。大学卒業後、京葉混声合唱団、松原混声合唱団等に所属して指揮法の研鑽を積む。永年にわたり千葉県合唱連盟理事として活躍。この間、千城台女声合唱団・大宮台女声コーラス(現若葉女声合唱団)・千葉女声合唱団・大宮少年少女合唱団等を設立し、幾多の合唱団を指導育成。現在船橋混声合唱団常任指揮者を務める。  (船橋混声合唱団ホームページより)

   ● 高等裁判所より表彰状
更生保護施設である帰性会は、保護観察処分を受けた少年や試験観察に付された少年、少年院を仮退院した少年も保護の対象者として補導・受け入れをしています。東京高等裁判所長より帰性会の取り組みについて平成24年2月1日付けで表彰状と記念品の朱杯を戴きました。 まだまだ未来のある少年たちです。その後の人生に希望を持ち二度と過ちを犯すことなく正しく生きていけるよう、これからも支援していきたいと思います。
賞状と記念品 賞状と記念品

社会生活技能訓練 
自立更生支援の取り組みとして勉強会を開いています。社会の一員として生活できる様になってくれればいいと思います。
 SST
 ソーシャル・スキルズ・トレーニング(SST)です。コミュニケーションがうまくとれず仕事に就けない、せっかく仕事に就けても周りにうち解けることが出来ず辞めてしまうという人たちが多いのです。帰性会でも、平成二十一年から講師を迎えて相手との距離や視線やタイミングの取り方、表情、声の大きさ、声の調子など勉強会を行っています。対人緊張や対人関係に悩む人たちにスムーズな対人関係を可能にすることを目的とした訓練法です。
SST SST
土屋徹先生にお願いしての勉強会です
 AAミーティング
 名前を語らないアルコール依存症者の集まりという意味です。
 教材を利用し、メンバーの体験発表 と 被保護者の質問・感想および職員の談話などです。アルコール依存症になるとなかなか完治は難しく、強い意志を持って治した様に見えても、何かのきっかけでまた再発してしまう事も多いようです。帰性会の保護中はもちろん、退所後やそれ以外の方々でも参加が可能です。皆、アルコール依存症から抜け出したいと真剣に向き合っています。


 あとがき
『ふくでん 第7号』です。皆様のご協力により、今年もなんとか発行にこぎつけました。
毎回思うことなのですが、『ふくでん』の編集をしていると、いかに多くの方々のご援助を戴いているのか、いつもにも増して強く感じます。本当に、皆様への感謝!感謝!の広報誌発行です。そしていつものとおり、誤りも多々あると思いますが、どうかご勘弁願いただきたいと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
千葉県帰性会だより ふくでん 第7号
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